サッカー観戦記~2014年3月 鳥栖 VS 徳島/鳥栖 VS 浦和 ~続いていくことの幸福

2014年開幕戦



■前提
昇格元年は大健闘の5位。
去年はDFが崩されて厳しい戦いも、
林、菊池を補強して、後半は大躍進。

今年の開幕戦は、昇格したばかりの徳島との対戦となった。


■鳥栖 VS 徳島 5-0(キム・谷口・池田・豊田2)

■スタメン
林
丹羽 菊池 呂 安田
谷口 藤田
早坂 池田 キムミヌ
豊田



■感想

サガン鳥栖が徳島に対して、5-0で勝利した、


圧倒的な攻撃力、というわけではない。




むしろ豊田へのロングボール、当たりの強さを生かした強引な攻め。


そして菊池、林を加えた守備の安定からのカウンター。




J1で上位にも通用した戦術を、J2から上がってきたばかりの徳島にもぶつけてきた。


自分たちが強者とおごることもなく、チャレンジャー精神で戦ってきた鳥栖ならでは、の。




そんな鳥栖に得点を重ねられ、自信を無くしていく姿が目に付いた徳島だったが、


彼らも厳しいJ1昇格レースを勝ち抜いてきた。




想えば鳥栖もずっとJ1には縁がなかった。


鳥栖フューチャーズの時代はチーム解散の危機にもあった。




そんな鳥栖もひたむきに努力を続け、「諦めない」という気持ち、その強さを見せた

この日惨敗した徳島も、決して「やっぱりJ1とは差がある・・」とは
思わないでほしい。

戦うことを諦めたらそこで、すべては終わる。
幸いにも、どん底からここまで上がってきた鳥栖という先輩を目の前に見ることが出来ている。

そしてその鳥栖もまだ夢の途中にいる。


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■鳥栖 VS 浦和 1-0(豊田)

■スタメン
林
丹羽 菊池 呂 安田
谷口 藤田
早坂 池田 キムミヌ
豊田

2試合を終えて、Jリーグ史上初めての「首位」にたっているのだ。


お金はなくても的確な補強と、凄まじい練習量。
そして相手がどこであれ臆することなく「戦い」を挑むスタイル。

それらが噛み合って、日本の都心、さいたまに属する人気チームにすら勝ちきった。


九州の田舎モノがさいたまを食う
これもサッカーの醍醐味。


そしてそんな鳥栖は週末、鹿島アントラーズと初めての「首位決戦」を行う。

相手は優勝争いの常連。
もしかしたらここで叩きのめされるかもしれない。
初めての重圧を感じるかもしれない。

それでも、また一歩ずつ歩けばいい。

それでも毎試合1万人近く入場しているのは、
少しずつでも「鳥栖」というサッカーが認められてるのではないか?

堅守と、豊田の強さ。

世間的にはまだそこまでの知名度だとしても、

あの水沼の息子、エリート街道から落ちて這い上がりつつある宏太や、
豊田も挫折を味わってきた。
今年加入した谷口、安田など
鳥栖の選手は一度どん底を味わった選手が多い。

そんなどん底からはいあっがったものの強さを
今年は思う存分見せ付けてほしい。


続けていれば、続いたからこそ、、、の。


だから徳島も、いつかこういう思いをすることがあるかもしれない。
続いていれば、、


Jリーグ。

紆余曲折あっても、こういう続いていく物語と、
それを誇りに思う街があること。

そういものがJリーグの一番の財産だな、と思う。


***選手紹介

林(GK)
昨年途中から加入し、安定感抜群のセービングを魅せる。

菊池(DF)
同じく昨年途中から加入。色々とあったサッカー人生だったが
鳥栖のために戦うことを決意。
判断のいいカバーリングとDFラインの統率力を見せる

ヨさん(DF)
抜群の高さも、ポジショニングの不安定が目立っていたが
菊池の加入により、だいぶ改善。強さと高さを誇る鳥栖の守護者

安田(SB)
今年から加入した元代表のサイドバック。
積極的すぎるほど積極的にクロスを連発する
明るいムードがいい方向に作用してる

丹羽(SB)
安定感のあるサイドバック
守備に強み。

藤田(ボランチ)
鳥栖が誇る頭脳。
意外と守備も強く、粘り強い守備と視野の広いパスまわしを魅せる。
ロングスローも持ち味

谷口(ボランチ)
今年から加入したハイタワーボランチ。
ロングボールが多い鳥栖のスタイルに合致。

高橋(ボランチ)
昨年までのレギュラー。
攻守に強さのある当たりに定評。

キムミヌ(OH)
攻撃に創造性のあるプレイヤー。
ドリブルやテクニックの高さを見せてくれる鳥栖のファンタジスタ

水沼(OH)
走れるファンタジスタ。
あの日本代表水沼さんの息子。
ややレギュラーを失っている状態だが、
その技術の高さ、走力の高さは鳥栖に質をもたらす

池田(OH)
鳥栖が採用するトップ下 の「戦う選手」
当たりに強く、ヘディングも強い。
前からのプレスを90分敢行する強みを持つ。
シュート技術も向上しており、今年は決定力も期待。

早坂(OH)
走れるサイドのクロッサー。
攻守にアグレッシブに動ける選手。
もう少しアイディアが足りない場面も目に付くが
それ以上に走ることでの貢献度が高い。

豊田(FW)
鳥栖の誇り。
文字とおり エースであり、ストライカー。
ゴールを決める、それだけでなく前線からのプレス
すべてのボールに魂をこめて競り合い、戦う姿は感動を呼ぶ
2試合3点と調子もよく、もしこのまま代表に選ばれたなら
鳥栖の誇りは、日本の誇りとなる。

ほかにも清武(あの清武の弟)や金井(元マリノス)など
地味にいい選手が多く、今年も楽しみなサガン鳥栖


台風の目、、、ではなく、中心として躍動してほしい、、、と本気で願ってます。

※ この記事は、2014年3月7日にアメブロ「虚言」で書いたものを移しました。

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