サッカーTV観戦期 ~2013年2月 日本VSラトビア 国際親善試合

日本 対 ラトビア 3-0

なかなかいい試合でしたね。
狙いと結果が出た試合だったかと。

では戦評やらなんやら。

■前提
Jリーグは開幕前。
つまり疲労はないが調子は上がってない国内組み。
逆に海外組はシーズン真っ只中で直前合流が多い。
疲労はあるが、試合感覚はある。

ザックが選らんだのは海外組みを中心に
去年までの「おさらい」をすること。
中心選手の連携の確認ができてないのに新戦力を試すのは意味ないと判断したか。

判断の是非はともかく、今回はコンディション重視で
連携を確認する、という目的。

■スタメン
DFの今野以外は海外組で並べたスタメン。
遠藤ではなく細貝。
そして意外な岡崎の1トップ。
中盤は本田 香川 清武。

■前半
前半攻めあぐねる日本。
ラトビアは守備の組織がしっかりしていてプレスも強く、いいチームだと感じた。
そんな中、ゆったりボールを持つ本田と攻め急ぎたい香川、長友あたりがかみ合わない。
中盤で一回落ち着けてくれる遠藤がいない影響か。

そしてチームとしてスピードアップするタイミングが掴めず、
なかなか連携が取れない。

特に長谷部や内田、吉田は遠藤がいないときのビルドアップを期待したが
そこまでの存在感は出せなかった。

また岡崎の1トップだと裏への動き出しが多く、
引いてきてのポストプレーはやはり苦手。

つまり前線の深い位置で時間を作ることができず、
逆に中央の本田にその負担がかかるが、本田はプレースピードが遅く
なかなか旨く回らない。

それでも中盤で清武が粘って内田につなぎ
シュート性のクロスに足先で合わせた岡崎が先制ゴールを奪う。
この動きがなぜチームでできないw

清武、香川は明らかに身体が強くなっており、簡単に倒れない、
そして倒れてもプレーをやめずに粘るシーンも多く、
さすがに海外での経験を感じさせた。


■後半
細貝→遠藤
清武→前田

細貝はやはりゲームメイクはできないとの判断か、
清武は、できが悪いというより遠藤を出したいための消去法かと。

その遠藤、前田は抜群の存在感を見せる。
前半の日本に足りなかったすべてを埋めるプレーを見せた、

とくに遠藤は何気ないたてパスのひとつひとつが
受けた選手が前を向いて、しかも走るスピードそのままに持っていける位置に渡す。

このため、非常にスムーズにボールが回り始める。
長友、香川が好き放題にサイドを制圧しシュートを打ちまくる。

シュートを打てるパス回しをできるのが遠藤のゲームメイクの凄さ。

乾に通したロングパスやすばらしい縦パスもすばらしいが、
何気ない受けやすいパスこそ、チームを動かす源だと証明した。


香川の突破から本田のすばらしいループシュート。
往年のラウルを思い出させるシュートだった。
本田はやはり少し下がってから前に出るほうが合ってるのだろう。
前半は岡崎が前に前に行くので本田のプレーエリアも高い位置が多かったが
最初からそこにいると厳しい。

そして香川のパスから岡崎。
先のルーニーに通したパスのような。。

香川は視野が広がった印象。
プレミアはワイドな展開が多いので自然と視野が広がったか。
まるで遠藤のようなパスだったが、それも遠藤がいる後半だからこそ。

その後は乾、大津、酒井などそれぞれ見せ場を作り、
最後まで圧倒した日本


■総括
ラトビアは思いのほかいいチームだった。
GKのレベルは低くはない。
そんなしっかりしたチームを崩しきる日本の強さが目立った。
逆にベストメンバーとの連携、レベルの差も目立った試合だった。

11人の次に続くのは清武、乾、細貝、酒井あたりだろうが、
清武以外はまだ競争段階。

特に1TOPの人材不足は厳しい。
前田は今日も安定のポストだったが、海外相手にどこまでできるか?

本田を前にしたときのオプションや遠藤の年齢、体力など
気になる点はあるが、逆に言えばベストな状態であれば
疲労があっても、これだけの試合をできるという証明。

■選手総評
川島 6.0 仕事は多くなかったが、広いエリアを守った
吉田 6.5 強さ、安定感は見せた。ビルドアップには課題も。
今野 6.0 無難な守備を披露。カバーはさすが。
内田 5.5 風邪の影響か判断が遅いシーンが目立つ。
長友 6.5 後半の左は「彼のゾーン」となった。シュート精度が上がればなお良し。

細貝 5.0 守備は堅いがチームの「舵取り」はできず。
長谷部 6.0 後半盛り返すも、前半は落ち着けることができず。
香川 7.0 2つのアシストはさすが。細かいタッチなどレベルの高さを見せた。
本田 6.5 ゴールはさすがだが判断が遅いシーンも目立った。
清武 6.0 安定感が出てきた。旨さと強さも見せはじめたが、怖さがほしい。

岡崎 6.5 2ゴールは十分な結果。パスの出し手がいると輝く。

酒井 6.0 強引さとポジショニングはよかったが最後の精度にやや。
乾  6.5 突破とシュート、そして香川との連携の良さを見せた。
遠藤 7.0 圧巻のゲームメイク。中盤の支配者たる所以を見せ付けた。
前田 6.0 安定のポストプレー。試合をスムーズに動かした。
大津 5.5 突破の意識は見せたがやや空回りか。




※ この記事は、2013年2月7日にアメブロ「虚言」で書いたものを移しました。

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